エンジンを冷却(冷やす)はなし。
先日、プレオのラジエーターの液漏れの件を載せました。
そこで、ふと思ったのが、ラジエター液ってなに?って
絶対に必要なもの?っていう初心者のかたの疑問です。
ラジエターっていうのはエンジンが加熱して熱が上がりすぎないように
冷やすための部品です。
内燃エンジン(普通の車のエンジンと考えてください。)はエンジンの
中で燃料を燃焼させてそれが燃えるときに出すエネルギーを直接動力に
変えます。(荒っぽい説明ですが・・・。)
車のエンジンはその代表的なもので、エンジンの中で爆発が常に起こっています。
爆発が起こっていることで、エンジンは加熱し続けます。
そのままほおっておくと、その熱でエンジン内部から溶けてしまい壊れます。
なので、ある程度のところで収まるように冷やします。
冷やし方は 二通り。
空冷と水冷です。
空冷とは、エンジンそのものに風を当てて冷やす方法。
初期の飛行機や自動車、バイクに採用されていました。
初期の航空機エンジンです。今の飛行機だとエンジンからプロペラが出ていて
プロペラが回転しますが、これはエンジンを冷やすためにエンジンとプロペラが
一体化していて、一緒に回ってエンジンに風をあてて冷やします。
バイクのエンジンの表面の部分です。
エンジン本体の表面にフィン(羽根)をつけて、熱を拡散する面積を増やして
そこに風があたることで冷やします。
水冷とは、エンジンの中に水が通る穴を作り、そこへ水を流して冷やす方法。
現在の車の主流になっている方法です。
熱を持った水はラジエターにまわりそこで冷やされてまたエンジンへ戻って
エンジンを冷やします。
ラジエターが空冷エンジンのフィンの役目をします。
このように、エンジンはある程度の温度を保つことで性能を発揮します。
そのために余分な熱は強制的に排除するという事です。
このエンジンで作られたエネルギーで熱になってしまうものがかなりの割合を
占めます。熱となったものが動力に活かされればもっと性能があがります。
基本的なことですが、エンジンを研究するメーカーは長年、この課題に挑戦しつ
づけているのです。
コメントを残す